調剤薬局の薬剤師高収入ランキング

大手の調剤薬局の薬剤師で年収が高いのは、1位がファーコスで586万円、2位は望星薬局で520万円、3位はあさひ調剤の510万円、4位がエトスで500万円、5位はクラフトで496万円、6位は日本調剤で479万円、7位がメディカル一光で439万円、8位が総合メディカルで430万円でした。

ちなみに、薬剤師全体の平均年収が平成25年度発表では533万円と出ています。平均月収が37万円で年間ボーナスなどが88万円の内訳です。この薬剤師の平均年収に見比べれば、調剤薬剤師の年収は若干安いと言えるかもしれません。一番良いファーコスでやっと薬剤師の総平均を上まわっていますが、2位以下は逆に届いていない現状です。ただし、日本の平均年収が408万円という事を考えれば、決して見劣りするものではありません。

一般的に調剤薬局は女性が多い職場でもあります。そのせいもあって給料体系が抑え気味になってしまっているのは日本社会のひとつの特徴とも言えるでしょう。また、調剤薬局の仕事自体が他の職場よりも楽になっていることもあるでしょう。勤務時間が例えば8：30〜5：00といった定時であったり、土日、祝日が完全に休みになっているところも少なくありません。女性が多い職場ですから、福利厚生面でバックアップされていることもあります。出産や育児、介護のための休暇が充実している点も考えれば、決して低い給料形態とは言い切れないのです。それに上位のファーコスや望星薬局、あさひ調剤などでは初任給からある程度高い金額を提示しています。地域へ密着した営業展開を柱にするこれらの薬局は、多くの薬剤師を本気で必要としているからです。

実際に高齢化社会が進むなか、医薬業界は大きく規模拡大を展開している傾向にあります。その流れからすれば、主力となる薬剤師はより高いニーズ下に置かれてゆくと言えるのです。大手の調剤薬局もその評価を改めているところです。働き手の環境を良くする動きが見え始めているのです。ですから、調剤薬剤師の方も、今後の雇用条件の変化をしっかりと見張っていると良いでしょう。そして就職・転職を考えている方はぜひ薬剤師専門の求人サイトに無料の会員登録をするようお勧めします。と言いますのも、条件の良い求人の多くが非公開で、専門の求人サービスでしか知ることが出来ないからです。また、経験豊富なキャリヤアドバイザーが実践的なサポートをしますので、それは有力な助けとなるでしょう。リクナビやマイナビ、m3.comにヤクステ、ファルマスタッフとそれぞれが薬剤師専門サイトを開いています。