近年、その成長ぶりが著しいのが大手のチェーンのドラッグストアです。多くのドラッグストアが地域に深く根付いたチェーン展開を実践しているのです。高齢化社会で地域の医療機関が慢性的な人手不足、人材不足に苦しむなかで、各地域の町の薬局がその受け皿になっているというのです。ですが、その主力社員である薬剤師の不足も、また同時に悩みの種になっているのが現状でしょう。拡大路線を推進する大手ドラッグストアが、大幅な求人を募っているのはそのせいなのです。
このように著しい成長を見せる企業であるドラッグストアの年収をランキングで比べてみますと、1位が急成長を見せるファルコSDです。社員の総平均年収が1038万円で、現在も急速にアップしているとありました。一言で年収平均が1000万円といっても実感がないかもしれません。この金額は例えば一部上場企業でも、数える程しかない高額な年収になるのです。ドラッグ前衛国のアメリカの薬剤師への待遇が弁護士や医者と同列という事で、平均年収が1100万円となっていますが、その数字に近いものになっているのは驚きです。
そして2位にマツモトキヨシHDの784万円、3位にはウエルシアHDで776万円、4位にツルハHDの682万円、5位にココカラファインの672万円、6位にはスギホールディングの658万円と続いていました。もちろんこれは社員全体の平均年収です。ここから考えられる薬剤師の年収の平均はどうなるでしょうか?決してそれを下回ることがないはずです。要するにそれ以上の平均年収という事なのです。25年度発表の全国の平均年収は408万円ですから、5位のスギホールディングの658万円と言えど、かなりの高収入と言えるでしょう。
どうでしょうか?薬剤師の方もこれらの成長企業をチェックしておく事のはいかがでしょうか?特に現役の方は今の収入と仕事とのバランスをもう一度考えてみるいい機会になるはずです。収入はそれぞれの能力やキャリアなどで大きく違ってきますから、自分の価値を客観的に評価する必要もあります。そうです、加熱する薬剤師の就職・転職のシーンを正確に把握するには専門のサポーターが必要になります。
ネットで注目されている薬剤師専門の求人サイト、リクナビ、マイナビ、m3.com、それにヤクステやファルマスタッフのホームページをご覧になってみてください。きっとその実情を知る事ができるはずです。