高齢化社会になって、忙しさを増しているのは薬剤師と同様に看護師の方も同じです。地方に行けばいくほど、看護師が足りないという声が大きくなっているのは事実です。以前、海外から看護師を募集をするように法律を改正しましたが、外国人看護師の数は一向に増える様子もありません。言葉と生活習慣の壁がどうしても低くできないことが原因になっているのです。ですから、現看護師の役割は大きくなったままという事になります。高齢者は増え、そしてこの少子化の社会ですから、ますます看護師も薬剤師も働き手が少なくなってゆくのです。
実際の医療の現場では看護師の職場環境が激烈を増しているといいます。ですが、その待遇が見合った金額になっているのかといえばそうではないようです。最新の求人情報を見てみますと病院(急性期)の看護師さんの給料は33万円から、完全予約制などで残業が少な目と言われるクリニックで32万円からと言われます。また、ママさんナースが多い中小規模の病院では30万円から、土日休みの訪問看護師では31万円からとキャリアの中途採用でもこのぐらいの給金を設定しているのです。これは大手の薬局などの薬剤師の初任給と同じくらいなのです。職務の量や大変さからすると看護師はかなりハードワークと言われます。それからするとまだ低めかもしれません。
実際に全国平均から見ますと看護師の平均年収は平成22年度で469万円、23年度が475万円、24年度では471万円、25年度472万円と足踏み状態で、仕事の激務に対する評価が低いといわざるを得ません。ある口コミでは、いちばん楽なのは開業医の看護師だそうです。給料は大学病院と比較すると若干安くなるかもしれませんが、そこまで忙しくならないので妥当だとか言います。一般的には年収がだいたい上限で600万円ぐらいが限界だそうですから、薬剤師よりは安めの給料と言えるでしょう。
また一般公募でのバイト時給では1800円から2000円辺りが多いようでした。店舗店員である薬剤師の求人は2000円前後でこれに近いところがあります。ですが薬剤師専門の求人サイトでは3〜4000円の時給が一般的ですので、やはり安めといえるでしょう。ですが看護師求人でもキャリアや能力をしっかりと評価して紹介する専門サイトがあります。そちらからですと高収入の求人を紹介するようになっているので、一概に薬剤師が高くて、看護師が低いとはならないかもしれません。
実際にニーズの大きい薬剤師、看護師の仕事です。ですから十分に納得のいく条件を選びたいものです。専門の求人サービスを利用するのはそういった意味からも有効だといえるでしょう。